【密着取材】大学生のいきなりステーキへの挑戦を追う

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本日我々が密着取材する、にーめ氏。いたって普通のニート大学生である。

 

1月某日、朝7時。まだ空は暗く、星が煌めいている。日本某所、スタッフはある大学生の元に向かった。

 

 

————おはようございます。本日はよろしくお願いします。

 

にーめ:

おはようございます!今日はよろしくお願いします!

 

我々を出迎えたのは本日の取材対象である大学生、にーめ氏だ。今日、初めていきなりステーキに挑戦を挑もうとしている。

そう、彼女はまだ何者でもない。今日、ステーキランナーとしての一歩を踏み出すのだ。我々は一人のアスリートの、その競技人生の始まりを追った。

 

————どうして今日なんですか?

にーめ:

別にいつでもよかったんです。フィジカル面的にもけっこう出来上がってきたころでしたし。・・・うーん、強いて言えばこれですかね。

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そう言ってにーめ氏は我々にこれを見せた

にーめ:

あ、そろそろ朝ごはんの時間だ。ちょっといいですか?

 

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これがにーめの朝ごはん。いつもこのメニューだそうだ。

 

————やっぱりアスリートとして、食事には気を遣っているんですか?

 

にーめ:

そうですね、まあオリジナルではあるんですけどそれなりには気を遣ってます。特に納豆とか好きですし。毎朝食べるんです。それに、普段は和食ばかりでステーキはほとんど食べないです。だからこそ、このステーキランナーへの挑戦は意味があるんじゃないかって、そう思うんです。

 

そう語るにーめは、いつになく真剣みを帯びているように感じた。空には朝日が昇り、冬らしい突き抜けるような青空が広がっている。

 

昼、13時。

いきなりステーキ某店。昼のピーク時を過ぎたとはいえ、今日もいきなりステーキにはステーキランナー達が列を成している。その中に、にーめはいた。

と、遅れて到着したのが今日にーめと共にアスリート人生の一歩を踏み出す、にーめの友人P(ポン)だ。

友人P(ポン)

 

P:

(にーめに対して)並んでんの?予約表の名前書いた?

 

我々はこのとき、この鋭い指摘にP氏のただならぬ風格を感じた。にーめ氏を含め、誰も予約表に名前を書くということを忘れていたのだ。

 

————やはり、初レースということで緊張があるんでしょうか?

 

にーめ:

緊張、してないと思ったんですけどねえ。やっぱり気負うものがあるんですかねぇ。

 

我々はこのとき密着取材を始めて初めてにーめ氏の大学生らしい年相応な表情を見たように感じる。

いきなりステーキには立ち食いとテーブル席があり、二人はテーブル席を選んだ。

 

いよいよその時が来た。店員に呼ばれ二人は店内へと足を踏み入れた。

取材班も急いでその後を追う。

 

————何を注文したんですか?

 

にーめ:

CABワイルドステーキの200gです。Pは300gにしたみたいなんですけど、私はこっちで。

 

ほどなく、香ばしいステーキの香りと肉が鉄板で焼ける音とともにステーキが運ばれてきた。

目からすでに美味しい

 

にーめ氏もP氏もおいしいおいしいと歓喜の声を上げながらステーキをもぐもぐしていく。ステーキはそのままでも熱々でおいしいが、ステーキにかける調味料としてステーキソース、ブラックペッパーやワサビが準備されていてこの大きいステーキを最後の一口までおいしく頂ける。

 

ステーキを途中まで食べたところで、にーめ氏がさっと自身のスマートフォンを取り出した。何かを調べている。

 

————何を調べているんですか?

 

にーめ:

いきなりステーキでのごはんの食べ方のおススメを見てたんです。ステーキを食べてる間にちょっと冷めちゃうんですよね。だから、どうしたらおいしく食べられるのかと思って。先輩ランナーから学ぶことは本当に多いんですよ。さっそく、実践してみますね。

 

にーめ氏が実際に行った、おいしくごはんを食べる方法は以下である。

  1. 鉄板の再加熱を頼む
  2. 熱さを取り戻した鉄板に少量のステーキソースをこぼす
  3. ごはんを投入
  4. しょうが、ブラックペッパーをごはんに加えて混ぜる

お気づきになった読者も多いであろうが、これは世に言うガーリックライスである。

いきなりステーキの再加熱というシステムは、あらゆる可能性に満ちあふれていると言えるが、これはそのほんの一端に過ぎないのであろう。

我々はいきなりステーキの奥深さを垣間見た。

 

注文したすべてのメニューを完食したにーめ氏に最後にいくつかの質問を投げかけた。

 

————にーめさんが食べ終わるまでに周りのお客さんたちが2回転くらいしましたがそれについて何か思うことはありますか?

 

にーめ:

そうですね、ステーキランニングっていうのはやっぱり己との闘いっていう部分が大きいと思います。誰がいつ食べ終わるとか、関係ないです。私は私なりによく噛んで食べるのみです。

 

————にーめ氏にとって「肉マイレージ」とは?

 

にーめ:

私達は、ステーキランナーである以前に人生のランナーです。人は何か他の命を頂かないと走れない。「肉マイレージ」っていうのは、ステーキランナーとしてのレベルではあるけれど、人生を走るために頂いた命の量ということでもあると思います。つまり、牛の命であり、牛を育てた人、大地、ひいては地球それら全てが繋がっていて、そして私の前に提供された量ということです。「肉マイレージ」を貯めるということ、それはおいしくステーキを食べてまた頑張ること。そう思います。

 

 

————今日はありがとうございました。

 

にーめ:

こちらこそありがとうございました!まだまだアスリートとして未熟者ですけど精一杯頑張ります!本当においしかったです。ごちそうさまでした!

 

 

最後にそう言い残して去っていくにーめ氏とP氏の後ろ姿は、一試合の後とあってかどこかすがすがしく感じられた。

 

 

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にーめ氏のランキング

 

底辺ステーキランナーたちのトップへの道のりは、きっと長く苦しいものであろう。しかし、彼女たちの走り続けるエネルギーはいつだっていきなりステーキだ。

我々はそう確信した。

 

 

 

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