ヒーローはいつも日曜の朝に現れる

 

誰しも小さいころに聞いた音楽がふとした瞬間に甦ることがあると思います。

 

「始まりはいつも突然」

「いーじゃん!いーじゃん!すげーじゃん?」

言わずと知れた仮面ライダー電王のオープニングの2フレーズです。

 

朝、目を覚ますと隣でお父さんが寝ています。布団の先から頭がちょっと覗いていて、昼までは起きそうにありません。他に人の気配もないから、お母さんはもう仕事に行ったようです。日曜日の朝は、そんな、ちょっと寂しい気分で始まります。

 

私は仮面ライダーブレイドのときあたりから見てたとは思うんだけど、仮面ライダー響のときに

「ヒビキってヒジキ?」お惣菜の名前って人名に使えるんだなって思った記憶がうすぼんやりある。

ただ、あんまり覚えてない。カブトもなんとなくカブトムシの記憶はある。で、正直電王についてもそこまで覚えてるわけじゃない。赤鬼とかいて、あと電車のイメージ。あ、あとせっかく変身しても主人公はあんまり戦ってなくてモモタロスが、暴れてたイメージがある。そのくらい。

日曜日のヒーロータイムは僕にとってはお母さんは仕事へ、父は寝ている、みたいな時間でした。他に誰もいないから、一人で静かに見てました。

誰かと盛り上がることも成りきり遊びをするという発想もないので、深夜アニメを一人で楽しむあの感覚で楽しんでました。世界を救うヒーローが、自分の正体を隠す理由を考えながら見ていた気がします。(やっぱりファンとかの対応がめんどくさいのかなって結論をだしてた。)

 

保育園、小学校時代は遅刻魔で集団登校に間に合わず一人登校してました。

遅刻魔の人はわかると思うんですけど、毎回反省するし、明日の自分はできるといつも思ってるんですよ。で、失敗して落ち込む。

中学生になって治ったかといえばそんなわけもなく、友達と待ち合わせて1年で3回くらい一緒に登校できたような思い出があります。

高校生になって、しっかりしたかといえばそんなこともなく、事務のおばさんにいつも

「今日は、ちょっと遅れちゃったわね。そんな日もあるわよ」

と優しいフォローを受け続け、やっぱり毎日反省して卒業するころには遅刻しないようになっていたかといえばそんなことはなく、懲りずに毎日遅刻していました。

大学生になって、毎日反省しながら結局遅刻癖は治らず今に至ります。

 

そして、ふと仮面ライダー電王を思い出した僕は幼少の頃の思い出と向き合うことで自分を見つめ直そうとかそんなたいそうなことは考えていないにしても

ちょっと見てみようと思い立ちました。

 

仮面ライダーはだいたい1年間放送して40話くらいやります。30分で1話完結。

毎回のオープニングとエンディングに加えてなかなか進まない本筋と勢いよく完結していく毎回のサイドストーリー。

全話見たらさすがに気が狂うのではないか?ということで

最終巻DVDだけ観よう!

という結論になりました。

 

というわけで地元のTSUTAYA

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入ると怒涛の書初め

入店するといきなりの書初めが私を出迎えてくれます。

個人的には一番下の「終」がきになる。すでにこの世の終末を見据えている。

あと「いのしし どし」もいい味出してる。

 

そうして仮面ライダー電王を探し、借りるというミッションスタートが始まった

 

まず2階を探すが、なかなか見つからない!

闇雲に探し回っても見つからない。僕は頭を使った。

仮面ライダーのジャンルってなんだ?

答えは・・・そう、KIDS・・・

この結論に至るまで20分は探した。その間に他の映画に手を出しそうだった。

恐るべしTSUTAYA・・・

そして、ついにその瞬間が訪れた

名探偵コナンコーナー、クレヨンしんちゃんコーナー・・・

日本を代表する国民的アニメのコーナーが並ぶ

アンパンマンコーナーもあるが仮面ライダーコーナーが見つからない。

やはりKIDSに仮面ライダーは早いのか?そんな不安が頭を過る

そのとき、電撃走る・・・!

KIDSコーナーの最も奥地の壁に何かを感じる・・・

 

これは、まさか!はやる気持ちを抑え覗いてみると

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ついに見つけたときにはおもわず叫んだ(誇張

私はついに見つけたのだ、仮面ライダーコーナーを。(倒置法)

 

電王の最終巻を借りるという今日のミッションを遂行すべく

さっと棚に目を通す。

 

電王、電王・・・

 

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我々はその光景に目を疑った

なんということだ。

なんか電王シリーズ多くね?

日曜日のシリーズの後にさらば電王とか超電王とかあるではないか

ここにきてまさかの目くらまし・・・!

しかし、ここで冷静さを失わないことこそがプロのプロたる由縁である。

 

一切の動揺を見せることなく日曜日シリーズっぽいのの最終巻を手に取る

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手に取ればわかる。求めてたやつやぁあ!

僕はこの圧倒的重みに手が震え、体の震えが止まらない。

これが武者震いか・・・

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さむっ。やってられんわ

 

あとは、これを借り家へと持ち帰るだけである。勝機をこぼすな!つかみ取れ!

 

 

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最新!TSUTAYAのセルフレジ!

 

美しい画面にわかりやすい手引き

早くお金を払いさっさと借りて帰れといわんばかりのわかりやすさ

 

しかし、順風満帆かと思われた僕のミッションに立ち込める暗雲・・・

 

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おおおおんんん

 

すぐに駆け付けてくれた店員さん(能力3千800万)によって秒で解決された。

ありがとうございます。

TSUTAYAって本当にいい場所ですね。

 

仮面ライダー電王

観たらまた書きます!

今日はありがとうございました!

 

ではまた!

 

 

 


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